【番外編追加♪】オ・ト・ナの、お仕事♪~甘いキスは蜜の味~【完結】


「一部屋、十分くらいで終わらせないといけないから、かなりスピード重視でハードになるけど、頑張ってね」

「はい、がんばります」

仕事そのものは、私にも、なんとかできそう。

ようは、いつも、自分の家でやっている家事の延長みたいなものだ。

私は、やる気モード全開で、自分に言い聞かせるように、しっかりとうなずいた。

でも、その考えが甘かったことを思い知らされるまで、そんなに時間は必要なかった――。

世の中には、色々なお仕事がある。

普通のOL。

サラーリーマン。

学校の先生。

看護師。

昔の父のような、ダンプカーの運転手。

私の夢でもある絵本作家。

他にも存在するだろう、数えきれない色々な職業。

私が知らない『未知のお仕事』というのは、無数に有るわけで。

私は、今、その一つを、身をもって体験していた。

ラブホテルのカラフルな浴室で、一心不乱に、壁についた水滴を拭き取りながら――。


< 114 / 439 >

この作品をシェア

pagetop