【番外編追加♪】オ・ト・ナの、お仕事♪~甘いキスは蜜の味~【完結】
「……一つ言っておくが」
「はい?」
「食事の相手は、ウチの大株主だ」
「はい」
茉莉は、神妙にうなずく。
「話は俺がするから、お前はひたすら笑って相槌をうっていればいい。よけいな口は挟まないこと」
「……はい、わかりました」
今日はとりあえず、接待の雰囲気だけをつかんでくれればいい。
「それと――」
と言葉を切って、俺はニッコリと微笑んだ。
日頃めったに見せない全開の営業スマイルに、茉莉は、思わずといったように腰が引けている。
「会食が首尾よく済めば特別ボーナスをやるから、せいぜいがんばるんだな」
『特別ボーナス』の言葉に、茉莉の瞳がキラキラーンと輝きを増す。
「はい、頑張りますっ」
っとに、わかりやすいにもほどがある。