【番外編追加♪】オ・ト・ナの、お仕事♪~甘いキスは蜜の味~【完結】
「ありますよ。『株式会社 FUDOU』。ここを曲がって二、三分です。ほかに建物はないから、すぐに分かりますよ」
――ああ、よかった~。
ここで間違いじゃなかったんだ。
でも、ほかに建物がない?
まあ、それなら、間違えようがないか。
「ありがとうございました」
「いえ、どういたしまして。またのご利用をお待ちしていまーす」
私は、店員さんの実に爽やかな笑顔と声に見送られながら、コンビニの外に一歩足を踏み出した。
まさにその時。
ぽつり――。
「うえっ?」
ぐずついていた空から一粒、私の鼻の頭に雨粒が落ちてきた。
ぽつ、ぽつぽつぽつぽつ。
とたんに、降り出す大粒の雨。