その温もりをもう一度私に
胸の違和感
「キャーッ!!」

「巧深様ぁー!」

「私の王子様―!」

…いつから巧深はあなたの王子様になったんですか。


ほんっと、モテる男は大変ねぇ。


それにしても。

うるさい。


せっかくの昼休みだと言うのに。

読書が出来ないじゃない!


巧深を可哀想に思う気持ちがいつの間にか怒りへと変わっていった。
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