それでも僕等は恋を繰り返す
別に自分を必要以上に卑下しているわけじゃない。
ただ、客観的に見れているだけ。ちゃんとあたしだってわかってる。
「ほら、どうすんの?付き合っちゃう!?」
楽しそうな椿を尻目に、封筒の中を見ることもなくポッケにしまう。
―――どうするって…よくわかんないし…
「あたしみたいなののどこがいいんだろう…」
「夕顔~。だから夕顔は可愛いって」
「もういいよ椿、可愛くないってわかってるから。告白されたのだって人生で初めてなのに」
そう言った瞬間、ピクっとカンナの体が動いた気がした。
「あー違うってそれはカンナが―――」
「…?カンナが何??」
何か言いかけた椿の口を強引に手で覆い隠すカンナ。
急に立ち上がったものだから、慌てるカンナを見たのは久しぶりだと思った。
「椿、喋りすぎだ」
少し低い声に怒っているのかと戸惑う。どうしたんだろう本当に。