同居相手はイケメン社会人です



深夜2時に北斗からメッセージが届いた





内容は…まぁ…緊急ではない





普通に遊びの誘いならもっと早くにしろよ


しかも朝の8時に迎えにくると書かれていた





急すぎる



あと6時間しかないし






はぁ…今まで休日にこんな誘いなんてなかった





夜に飲みに行きませんか?

みたいな誘いばっかだったのに






莉子ちゃんが俺の親戚だと思ってるアイツ


だからなのか、なんなのか…







取り敢えず睡魔には勝てない俺は返事もせず、莉子ちゃんを起こすのも悪いので無視して再び眠りについた






次の日…というか、6時間後


インターホンが鳴ってメッセージ通り
家にきた北斗




「先輩!おはようございまーす」




「……はよ」




朝から元気なやつ




「莉子ちゃんはまだ寝てんすか?
俺がモーニングコールを…」




ニヤニヤして莉子ちゃんの部屋に体を向ける北斗



「やめろ。ていうか、俺まだ行くなんて言ってないし」






「えー!?行きましょうよ~夏といったら海!!海といったら…先輩!」







無理矢理くっ付けるなよ




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