同居相手はイケメン社会人です



梅雨が明けるとTVのお天気お姉さんが言っていた



時刻は9時

大学の講義が11時10分から始まる





ここからは徒歩で15分という有り難い近さ



航平くんは既に出勤しました


冗談混じりではあったが、雨はもう降らないと断言した今人気の男性アナウンサーを信じて




傘はたぶん要りませんと航平くんに伝えて見送った







私も出掛けるまでに…ご飯を炊いて、洗濯物を干して…と



身支度もして



そして気づけば10時



ある程度家事はしたから少しだけくつろごう






ソファは私の定位置になりつつある


おもむろに携帯の電源を入れてメッセージが一件入っていた





アプリを開いて見てみると


【お姉ちゃん:今日終わるの何時くらい?】





お姉ちゃんからだった


お姉ちゃんには航平くんと一緒に住んでいることを話していない


やっぱり話した方がいいかな、とは思ったがなかなか予定が合わない





今日は2限と3限しかないから…



【15時10分まで!】





すると直ぐに既読が付いて


< 56 / 163 >

この作品をシェア

pagetop