空色canvas
「白と青の絵の具だよ。そればかりがすぐになくなるんだ」
絵の具にやっていた目をキャンバスに向ける。
…納得した。
あぁ…なるほど。
「あの…さっきの俺のおかげって何ですか?」
「ん…?昨日私のとこに来たときサヤちゃんの顔が絵の具ですごいことになっててね」
クックックッ…と笑い出す。
「…あぁ……」
「いつも手や服なら汚してくるんだけど、顔をあんなに汚してくるのは初めてでね。どうしたのかって聞いたらあの笑顔で一言、ハルとお絵描きしてた!って…」
「………」
いきなり俺の名前を出したわけね…