死んでもずっと友達だよ
浩太の目の前に、屋上の手すりが迫っていた。




この手すりを乗り越えてしまったならば、もう地面まで、体の落下を防ぐものは何もない。




浩太にとって、この手すりの内側と外側が、生死を分ける境界線だった。




浩太は、腕や足に力を込めて、必死になって、夏希の力に抵抗していた。
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