死んでもずっと友達だよ
〈 えっ、何なのこれ? 〉




私はリビングに入った瞬間、そう思った。




リビングのテーブルの上には、ビールの空き缶が十本以上置いてあり、夏希の母が朝からお酒を飲んでいたことを物語っていた。




〈 私のお父さんとお母さんは、本当にたまにしかお酒を飲まないから、こんなことってわからないわ。

夏希の母は、毎日、お酒に酔いつぶれて生活しているのかしら?

だとしたら、夏希は…… 〉




私は胸を痛めながら、夏希の母に勧められてソファーに座った。




〈 夏希の心の闇は、もしかしたら家庭の中にあったのかもしれない…… 〉




私はそんなことを思いながら、夏希の母を見つめていた。
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