死んでもずっと友達だよ
私は夏希の母の話を聞いているうちに、夏希の本当の姿と、演じていた仮の姿が見えてきたように思えた。




毎日、つらくて、苦しくて、絶望の中でのたうちまわっていたのが、本当の夏希。




私たちの前で、いつも楽しそうに笑っていた夏希が演じられていた夏希。




「夏希はね、暗く沈んだ顔しながらさ、いつもスマホだけは手放さなかったんだよ。

あの子、いつもグループチャットを見ていた。

たぶん、同じ内容の書き込みを何度も、何度もね」
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