死んでもずっと友達だよ
「もうこの家も人手に渡るから、夏希の物も処分しなくちゃならないんだ。

夏希も、自分の物を友だちが持っていくなら、きっとよろこぶよ。

私は夏希の部屋を少しもいじっていないから、夏希の部屋は夏希が生きていたときのままだから……」




夏希の母はそう言って、缶ビールにまた口をつけると立ち上がった。




「夏希の部屋に案内するよ。

遠慮しないで、何でも持っていきな」




私たちは、夏希の母の後ろをついて、リビングを出ていった。
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