死んでもずっと友達だよ
夏希の部屋は、飾り物のない殺風景な部屋だったが、きれいに掃除されていて、夏希らしかった。




「あんたたちも、私がここにいたら夏希の物に手を出しずらいだろ。

私はリビングに戻るよ。

遠慮しないで、のんびりしていきな」




夏希の母がそう言って出ていったあと、和也が私の近くに来て、話しかけた。




「夏希のお母さんって、いつもあんな感じなのかなぁ?」




「あんな感じって?」




「明るいうちから、お酒を飲んで、酔っぱらってさぁ」




私は和也のその言葉に黙り込んだ。




夏希は毎日、どんな気持ちで、自分の母を見ていたのだろう?
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