死んでもずっと友達だよ
私は夏希のそのメッセージを読んだあとに、決意を固め、グループチャットにメッセージを書き込んだ。




【夏希、私たちはもう友だちじゃないの。

夏希は天国に行って下さい。

夏希の居場所は、グループチャットじゃないから】




私はそう書き込んで、グループチャットに送信すると、震える手でスマホを机に置き、そっと目を閉じた。




〈 夏希、こうするしかなかったの。

私は夏希の心の闇を理解して、ちゃんと夏希を天国に連れていく。

だから夏希、もう友だちは止めようね。

ごめん、夏希。

さよなら…… 〉




私がスマホを机の上に置いてからも、私のスマホから、何度も着信音が鳴った。




でも私はそれを無視してベッドの中に潜り込み、頭から布団を被って、震えていた。




夏希がどこかで私を見つめ、私を憎んでいるような気がしたから……。




私はその日、眠りにつくまで、布団から顔を出さなかった。
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