死んでもずっと友達だよ
忍び寄る影
私はあまり眠ることができないままに朝を迎え、ベッドから起き上がると、窓から明るくなった空を見た。




私は昨日のグループチャットのメッセージを思い出し、今日学校に行ったら、翔子と話をしようと思った。




〈 翔子をほったらかしにしたら、翔子の命が危ないわ。

夏希の誘いは、死への誘い……。

夏希に関わったら、取り憑かれてしまうから…… 〉




私が机の上にあるスマホを見ると、メッセージがあったことを知らせる通知ランプが点滅していて、私の呼吸は乱れた。




〈 この通知ランプは、昨日、私が夏希のメッセージを無視したものね……。

夏希は私にどんなメッセージを送ってきたのだろう? 〉




私は恐る恐るスマホに手を伸ばし、グループチャットを開いた。
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