死んでもずっと友達だよ
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最近私は、死について考えている。




私の未来が暗闇に閉ざされているとわかっているのなら、私はそんな未来を見たいとは思わない。




きっと神さまが記した私のシナリオにはこう書いてあるに違いない。




清水夏希は、貧しい家で愛されずに育つ。




清水夏希は、貧しさから抜け出せず、つらくみじめな毎日を送る。




清水夏希は、努力することをあきらめ、世の中を嘆いて、生きる。




そんな清水夏希の生き方は、まるで彼女の母親のよう。




清水夏希は自分の運命を呪いながら、一生を終える。




神さまは意地悪だから、私に寄越したこのシナリオを書き換えてはくれないと思う。




私の未来にあるのは、暗闇と絶望だ。




私はそんな私の未来を見たくない。
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