死んでもずっと友達だよ
翔子が海に着くと、広い砂浜には誰もおらず、暗闇の静寂の中で、波の音だけが静かに聞こえていた。




〈 私はどこに行けばいいのだろう? 〉




翔子はそんなことを思って、自転車から降りると、去年、自分たちがはしゃいだ記憶がある場所へと歩き始めた。




〈 一人で歩く夜の砂浜って、不気味だわ。

この広い暗闇の中で、誰かに助けを求めても、誰も気づいてくれないから。

だから人は、暗闇の中で一人になるのを避けるのかしら? 〉




翔子が怯えながら砂浜を歩いているとき、翔子の背後から夏希の声が聞こえてきた。
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