方言溺愛おにーさん。
「なんか味微妙やな。」
「こらこら。
どんだけ生臭くてもここ、
一応高級料理店なんだから。」
「お客様聞こえております。」
「ん。
姉さんはいい香りしますね。
俺、癖になっちゃいそー…」
「……っ///!!!」
「ナンパすな。」
「妬くなって。」
「店員さん、コイツ
丸焼きにしちゃってくださーい。」
ほんまコイツなんか、
フェロモンだけはごっつあるからなぁ…
店員さんもみんなメロメロやし。
……ってか!
今の私らって恋人同士に見えるんや…
いや、ないか。
どーせ親子とか言われるんや……。
「何落ち込んでんの?
あ、下痢か?」
「ここ高級料理店やぞ黙れ」
「なみちゃんはさー、
あんま大阪では贅沢やってなかったの?」
「ん?まぁ人並みちゃう?
オトンは社長やってるけど
そんな家も普通ぐらいの大きさやし
でも、不自由はしてなかったな。」
「へえ。社長か…。」
「いや潰さんといてな!?」
「それはどーかな。」
「ほんまにしそうで怖い!!」