ひまわりの約束ー君だけを、ずっと。[完]
――――――……
放課後の部活。
ケガをしている夏樹は、部活の練習にはまだ参加できないため、マネージャーの仕事を一緒に手伝ってくれた。
もちろん夏樹のケガは早く治って欲しいけど、
こうしてそばにいられる時間が長いのは、うれしかった。
東の空は紺色に染まり、星が瞬きはじめた頃。
部活の帰り道。
夏樹と私は、手を繋いで歩いていく。
幸せな時間なはずなのに、心はモヤモヤ霧がかかったようなまま。
「そんでさぁ……みんな爆笑してて……」
夏樹の話は、聞いていてすごく楽しい。
だけど、自分のクラスの話題が多いから、彩葉ちゃんの名前ばかり出てくる。
「そのあと彩葉がさぁ……」
最近、彩葉ちゃんの話ばっかり、聞いてるような気がする。
私が勝手に意識しているから、そう思うだけかもしれない。
夏樹が楽しそうにクラスの話をして笑う。
彩葉ちゃんの名前を夏樹の口から聞くたびに、私の胸は音を立てて痛む。