ひまわりの約束ー君だけを、ずっと。[完]
「あ~お腹すいたぁ。もぉペコペコで死にそうだよぉ~」
お弁当を食べている陸斗くんの隣で、あたしも自分のお弁当箱を開ける。
「いただきまぁーす」
そう元気よく言ったあと、隣の陸斗くんに笑いかけた。
彼はため息をつき、あきれたようにあたしを見る。
「ねぇー、陸斗くん。さっき遠くを見つめてたけど、なに見てたの?」
「……ヒコーキ雲」
「あ、ヒコーキ雲?ホントだぁ」
遠くの空に、まっすぐな白いヒコーキ雲が見える。
陸斗くんの横顔。
ヒコーキ雲を見つめる瞳が、どこか悲しげに見えるのは気のせいかな……。