マシュマロな彼



「うめっちーいる~?」


真っ白な保健室。


雪は、よろよろとよろめきながら、ベッドに転がった。



「もー…大丈夫なの?」




開きっぱなしにされたドアを閉めながら、保健室を見渡した。



どうやら、うめっち……梅田先生はいないみたい。



「勝手に取っちゃダメだよね」



雪の赤くなったおでこを冷やしてやりたいけど、勝手に冷蔵庫の中をあさるのはダメだよね。



「雪~、ちょっと先生呼んでくるから」



「う~ん」



枕のせいでくぐもった雪の声。



ほんとに大丈夫かな。






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