マシュマロな彼
「よく考えてみたら、俺って八枝みたいな髪の子……タイプなんだよな」
お世辞とはなんだか違う雰囲気を察して、先生の様子を伺おうと雪から目を離した。
「やっ……、先生?」
予想外の出来事に声をあげた。
さっきまで事務用のイスをギーっとやっていた先生は
雪の隣のベッドに腰掛けていたんだ。
先生の骨張った手が、私の髪ををすくい上げる。
髪は、先生の指の間からサラサラと零れ落ちる……その繰り返し。
背中を流れるヒンヤリとしたもの……。
私はどうすることも出来ずに固まっていた。
「いいな、雪は」
髪を撫でていた手が急に止まり、不思議になって梅田先生を見上げた。
「きゃっ………」