マシュマロな彼
ベッドの横の丸イスに座っていた体は、先生の力で簡単にベッドに移された。
抵抗しようと腕を動かすものの……
握られた手首からは、微かに痛みを感じる。
これでも手加減しているんだろうか……。
そんな事を思う余裕もなく、私の体に黒い影が覆いかぶさってきた。
「うめだせ……」
「静かにしないと雪が起きるぞ」
完璧な脅しと取れる発言。
私は構わず、雪に助けを求めようと口を開いた。
「ゆっ…むふ」
たっぷりと吸った息は、出口を失った。
梅田先生の手が口を覆っているんだ。
少しずつぼやけてきた視界に、梅田先生の意地悪そうな笑みが映った。