マシュマロな彼



もう、感激で何も考えられなくてただただ叫んでいたと思う。


ライブであんなにノリノリになれないよ…なんて思ってたのに、興奮してわけがわからなくなってしまった。


会場が熱気に包まれて、不思議と涙が出ちゃいそうになった。


隣の姫香もいつものおっとりしているのが嘘のように、ぴょんぴょんとジャンプしているのが尻目に見えた。



1番人気というsoulは、姫香の言う通りかっこいい。

とゆうか、オーラがなんだか違うんだ。


あっという間に、最初の一曲が終わって、バラードへと移る。


さっきまで跳ね回っていたのが嘘のように会場は静まり返り、切ないメロディーに涙を浮かべる。


soulが実際経験した悲恋だという歌詞はほんとうに切なく胸に響いた。












――――――――――――


――――――――







< 276 / 281 >

この作品をシェア

pagetop