マシュマロな彼





キーンコーンカーンコーン




突然、ほのぼのとした妄想の世界から現実へ戻す、チャイムの音が聞こえてきた。




「げっ…。一時間目始まっちゃうじゃん」



「うわぁ~……。俺、単位やばいんだよねぇ……」



めんどくさいな……なんて思いながら、ベッドから降りた。


雪はといえば、髪の毛をぐしゃぐしゃしながら、後ろにあるマクラに倒れこんだ。





まぁ、私は超真面目っ子だからそんな心配はしなくていいんだけど。


雪は、ホント何から何まで私と正反対だなぁ……。






< 91 / 281 >

この作品をシェア

pagetop