流れ星にねがいをこめて。
序章

幼い頃

幼い頃の私のこと。

「ねーねー人って死んだらどこに行っちゃうの?」
これが私の口癖だった。

そんなとき君は決まってこう言った。

「お空に向かってお星様になるんだよ!」
…って必ず言ってた。

「そうなの?こうちゃんは物知りだね!」

「わからないけどね。僕はお星様だーいすきだからお星様になるって勝手に決めちゃった!」

「そうなんだ。」

君は本当に星が好きだった。
私は君の中で1番になりたかった。

星じゃなくて私だけを
みていてほしかった。

そんな私は七夕の夜
流れ星にある一つのお願いをした。
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