太陽とお月様

｢おっはよ〜〜！｣

夏芽は昨日の事は知らない。

余計な心配を掛けてしまうから
黙っていよう。


｢夏芽〜昨日どうだったぁ！？｣

いつものあたし。
いつもの登校時間。


｢いや〜それがね〜えへへっ｣


夏芽はニヤニヤしながら
いつよりも輝いている笑顔を見せた。



どうやら告白され
遥陽くんとつき合うことになったらしい。


｢おめでとう夏芽。
輝は残念だけど、夏芽が幸せなら嬉しいよ！｣

｢ありがとうっ
ほんとに幸せだよ！！！｣



夏芽、よかったね。

あたしにとって
夏芽の幸せは何よりも嬉しいんだ。




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｢おい。｣