太陽とお月様

輝side





俺はどれだけあいつを傷つけていた?



ヘラヘラ笑っていて苦手だと。

悩みなんてないんだろうと。


呑気な奴だと勝手に思っていた。




あんな過去をあの小さい体で
全部背負っていたと言うのに。



知らなかったとは言え、
無神経にも程がある。






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