オタクな彼とアニメ系(?)私。




ーー自宅





「ねえ…りん、そろそろ機嫌なおしてよー…」






ソファーの裏側から顔をのぞかせて唇を尖らせて上目遣いに私を見上げる。






…………可愛い。





え?良くわかんないけど上目遣いとかが可愛いのって女の子の特権じゃないの?






え、男が可愛いってありなの?






ありなんです。笑




いやいや、現実逃避はよそう。




悲しくなるだけだ。






ちらっ…と、郁人を見てみると、ぱあっと顔を輝かせる。




ふいっと顔を背けると、がーんっと落ち込む。




またちらっと郁人を見てみると、ぱあっと(ry




……面白い。





何度か繰り返してたら、流石の郁人も分かったようで、りん、ぼくで遊ばないでよ!?って。







もう、馬鹿らしくなってきちゃって。







しょうがないから、許してあげることにした。







「りんってば、やっぱりツンデレじゃんー」






そんな阿呆みたいなことを言って、笑ってた。



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