赤いりんごの青い果実



『じ、じゃあ…失礼、します』


そっと、横たわった彼の
おでこに手を当てる



…熱い、かも


『ね、熱あるね』


「はぁ…涼宮の手、冷たくて
気持ちいー…」



おでこに置いた私の手の上へ
彼の手が覆いかぶさる


『え…』


「うー…ごほっ…」



夢うつつ、というか…
熱でぼんやりしてるのかな?


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