赤いりんごの青い果実
「じゃあ好きなタイプとか」
…それも考えたことない
『と特にない、かな?』
「えーそれは駄目」
却下された…!
『うーん…し、強いて言うなら…
優しい、人?』
「優しい人…ね
月並みな言葉だなあ」
『そ、そう言われても…』
まだ私の答えに納得してないようで
ぶーぶー言いながら文句を言われる
『そ、そういうく、朽木君の
タイプって…なにさ』
ちょっとした反撃のつもりで
彼にも同じ質問をぶつける