あなたはまだ私を想ってくれていますか?
ぎっ…
「ふぅ…」
お仕事が終わったらしい水瀬先輩は少し背伸びをしてて机の上を片付けだした。
私はイヤホンを取ってコーヒーカップを片しに水瀬先輩の机に行った。
時計は8時を少し過ぎたくらいだった。
今日は講義が長引いて遅くなったから、ここに来たのは5時半頃。
2時間半ってところかな。
「お疲れ様です」
そう声をかけると、少し驚いた顔をした。
私がまだいるとは思ってなかったって感じかな…
「これ、片してきm…「何時だと思ってる」
いつもより少し低い声にびくっと肩を揺らして振り返る。
「送るから準備しろ。」
ため息交じりにそういわれて、少し目が熱くなる。