振り返って、キス

あの時の






その翌日の日曜日。



その日だって、昨日のことなんかもう気にもとめず




紗稀ちゃんと遊びに来てた。




今日は、私達が住んでるちょい田舎から、4駅ほど離れた都会





都会デビュー




Γ何かさ、芸能人になった気分」





Γあぁ…お笑い芸人ね」




Γ雫、一緒に芸人やろ」




Γいいよ、ネタ考えよ」





Γ雫、大丈夫?(頭)」





Γ一緒に精神科いこ」




Γいいよ」






私って頭おかしいんだなぁ…




まぁ、こんなことにノってくれるのも紗稀ちゃんだからこそ、なんだけどね(笑)





今私達の間で少し流行りのお店。




主にスイーツがたくさんあるんだけど




普通にご飯も作っている。





Γ結構おしゃれ」




Γシャレオツ」




紗稀ちゃんが少しキラキラした目でそう言ったが、





私は女の子らしくなく、そのあとボソッと呟いた。





Γ…ま、今日は楽しもうね!」





とりあえず、その日はかなり楽しかった。





そのあと、プリも撮ったし、そこら辺のハトにパンクズやってる人からパンもらって餌付け。




Γあしたからまた学校じゃーん」





そんなハトを見ながらそういうと





Γもう思い出させないでよー。






…憂鬱になる」






Γ…同じく」




こうゆう時だけ紗稀ちゃんと意見は一致するようだ。

















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