振り返って、キス
その日の放課後。
一日なんてあっという間で、皆帰りを今か今かと待ち構えている
Γ雫っ、あたし今日塾だから、帰るね」
Γあ、そっかー」
Γうん、ばいばい」
Γじゃあね」
これも中学の時から。
紗稀ちゃんはけっこう頭もいい方で、順位だっていい。
塾に通うなんて、あんなの自分から檻に入ってるようなもんだ。
Γん~」
最後の授業をちょっと寝ていたせいで、少し眠い。
そのまま机に顔を伏せた
だめだ、こりゃ…寝そう…
私はそのまま、睡魔に襲われ眠りについていった