振り返って、キス





Γそしてみんなから笑われる」




Γそうだよ!どう思うよ紗稀ちゃん!」





休み時間。




私は紗稀ちゃんと話していた





Γんーどうもこうも…まぁ、いいんじゃない?」





さっきの話し合いの愚痴をひたすら押し付けていた





Γしかも、相手は山崎でしょ?」





よかったじゃん、と肩を叩く紗稀ちゃん





何がいいのか全くわからないんですけど(笑)





Γほら、そういうのから始まる恋とか…あるじゃん?」





Γえ…ないかな」




Γそうかな?山崎イケメンじゃない?




女子受けも男子受けもいいし、優しいし」






まぁね、それはそうなんだよ伊藤さん





でも、タイプってあるじゃん?





別に好きなタイプが何って言われたら分かんないけど





好きにはならない。





Γまぁ、あたしは先帰るよ今日は」





Γえっ!」





待ってくれないの?





Γお邪魔できないもん」





キーンコーン…





語尾に星が音符がつきそうなその言い方…





チャイムが鳴って、ぐいぐいと自分の席の方にかえされた






Γんもう…」
















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