漆黒の闇に、偽りの華を②【完結】


────ギシッ


ベッドが軋む音。


恭が、ベッドに手を付いたからだ。


あたしは、恭に誘導されるまま、ベッドに横たわる。


あたしの上に跨がる恭。


すると、恭の手がスルリとシャツの中に潜り込んできて、シャツを捲し上げた。


「……ちょっ!恭っ!!!!~~~っ!!」


丁度みぞおち辺りのアザに、恭の唇が這うように動くから、くすぐったくて身をよじった。


「……ここも」


「……あっ!」



も、本当にっ!!


何が起きてるの!?


頭の中は混乱してるのに、決して恭を拒めない。


葛原が付けた一つ一つの傷に、恭は唇を這わせた。


「………首、絞められたの?」


「……う…ん?」


「痕が出来てる……」


恭は顔を歪めて、その痕に触れた。
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