謎解き少女 第1話 ひとりの少女
「その手に持っとる物なん?」
堀井君は生徒会室から持ってきた最終問題の紙を指差して言った。
「あ、これ?これはあたし達がゲームが始まった時から集めて、解いてきた問題の最後。」
「じゃあ、つまり、“謎”ってそれのことで、それを探せって書いてあったのか…。」
「そーゆーこと。これ、読みたいなら読んでもいいよ。はい。」
カードを堀井君に渡した。
受け取るなりじっとカードを見る堀井君。
「……これ、この最終問題の、“この事件の犯人”って判ったと?」
堀井君が訊いた。
「うん。たぶん合っとると思う。」
あたしはそう答えた。
「えっ!?ってことは、桔田先生も、みんなも助けられるかもしらんってこと?」
「助けるも何も、桔田先生は無事以外のなんでもないよ。」
「は?」
あたしは静かに立ち上がった。
「とりあえず行こう。“謎解きは、地歴公民室で”なんてね。」
「はぁ?」
堀井君は生徒会室から持ってきた最終問題の紙を指差して言った。
「あ、これ?これはあたし達がゲームが始まった時から集めて、解いてきた問題の最後。」
「じゃあ、つまり、“謎”ってそれのことで、それを探せって書いてあったのか…。」
「そーゆーこと。これ、読みたいなら読んでもいいよ。はい。」
カードを堀井君に渡した。
受け取るなりじっとカードを見る堀井君。
「……これ、この最終問題の、“この事件の犯人”って判ったと?」
堀井君が訊いた。
「うん。たぶん合っとると思う。」
あたしはそう答えた。
「えっ!?ってことは、桔田先生も、みんなも助けられるかもしらんってこと?」
「助けるも何も、桔田先生は無事以外のなんでもないよ。」
「は?」
あたしは静かに立ち上がった。
「とりあえず行こう。“謎解きは、地歴公民室で”なんてね。」
「はぁ?」