年下*デイズ【短篇】
「どんな子なの?」
千秋くんが好きな子なんだから、きっとかわいいんだろうなぁ…。
「どんな子…ねぇ…」
千秋くんがあたしをじっと見る。
「な…なに?」
「トイレ……とか洗面所に行けばわかるんじゃん?」
トイレッ!?洗面所っ!?
千秋くんの好きな人って、オカルト系……?
「……なに?」
「千秋くん、辛い恋をしているんだね…」
そっかぁ…。
お化けに恋してるのかぁ…。
「この話、オカルト系じゃないんで」
「え!違うのっ!?」
心底呆れた、というような顔をする千秋くん。
……あたし、こういう顔されてばっかだな…。
「…ほんとバカだね、先輩」
バカとまで言われた!!