俺のそばから離れるな‼︎


な、なんで!?


どうしてここにいるの!?



「気付かなかった?俺ら、2人でさっくを追いかけてたんだよ」



ケイがニヤッと微笑んだ。


ってことは、奏がここに来たのはケイとほぼ同時ってこと?



ま、まさか聞かれてた……?



そうだとしたら……恥ずかしすぎるんだけどっ!!


一瞬で全身が熱くなる。



「邪魔者は消えるとするよ。じゃあな」



ケイはニヤニヤしながら颯爽と階段を下りて行った。


くそぅ、ハメられた。


恨むよ、ケイ。



取り残された私と奏。


奏は未だに固まったまま動かなかった。



ど、どうしよう。


落ち着かないんだけどー!



「あ……あー、私たちも教室に戻る?次の授業が始まるもんね」



ゆっくり階段を下りて、奏の横を通り過ぎようとした。


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