俺様紳士の恋愛レッスン
「篠宮さん! お待ちしておりました!」



玄関に着くと、天使の微笑みで私たちを迎え入れてくれた優愛さん。

あの時は貧血で倒れこそしたものの、その後はつわりなどの症状も殆どないらしく、経過も順調とのことだ。



「篠宮さんには感謝しきれません。本当にありがとうございました」

「いえいえ! 優愛さんも赤ちゃんも元気で何より。今日は誘ってくださってありがとうございます!」

「こちらこそ、来てくださってありがとうございます。あ、それから急で本当に申し訳ないのですが、夫が友人を連れて来たいと申してまして。一人増えても大丈夫ですか?」



そう困り顔で問われ、特に人見知りもしない私は「大丈夫ですよ」と返そうとしたのだけれど。



「おい、聞いてねーぞ」



私の後ろに立つ十夜が、妙に苦い顔をする。

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