好きだからキスして何が悪い?
「裏を返せば、“菜乃ちゃんしか興味ない”ってことだよねー?」
突然、私達の後ろから声がしたかと思うと、その主は如月くんの肩に腕を回して、彼の右隣に並んだ。
「琉依くん!」
「……お前はどっか行け」
うざったそうな顔をする如月くんだけど、琉依くんはまったく気にせず無邪気に笑う。
こうやって4人でいる時間が前以上に増えて、私はすごく楽しい。
嫌なことがあっても、皆といると元気がチャージされる感じがするんだよね。
沈んでいた気分が少し上向きになってくるのを感じていると、琉依くんはこんなことを言う。
「菜乃ちゃんももう地味な格好やめちゃえばいいじゃん。眼鏡もコンタクトにしてさ!」
「うーん、そうだね……」
女子の皆への対抗心もあるし、少しでも如月くんに釣り合うような女の子でいたいし……。
このままだとあの子達の迫力に負けて、また自分に自信がなくなっちゃいそうだもん。
考えていると、くしゃくしゃと頭をかく如月くんの顔を、琉依くんが覗き込む。
「あれ、なんか不服そうだね? もしかして、菜乃ちゃんを狙うヤツが出てくるかもって心配?」
えっ。そんな心配してくれるの?
突然、私達の後ろから声がしたかと思うと、その主は如月くんの肩に腕を回して、彼の右隣に並んだ。
「琉依くん!」
「……お前はどっか行け」
うざったそうな顔をする如月くんだけど、琉依くんはまったく気にせず無邪気に笑う。
こうやって4人でいる時間が前以上に増えて、私はすごく楽しい。
嫌なことがあっても、皆といると元気がチャージされる感じがするんだよね。
沈んでいた気分が少し上向きになってくるのを感じていると、琉依くんはこんなことを言う。
「菜乃ちゃんももう地味な格好やめちゃえばいいじゃん。眼鏡もコンタクトにしてさ!」
「うーん、そうだね……」
女子の皆への対抗心もあるし、少しでも如月くんに釣り合うような女の子でいたいし……。
このままだとあの子達の迫力に負けて、また自分に自信がなくなっちゃいそうだもん。
考えていると、くしゃくしゃと頭をかく如月くんの顔を、琉依くんが覗き込む。
「あれ、なんか不服そうだね? もしかして、菜乃ちゃんを狙うヤツが出てくるかもって心配?」
えっ。そんな心配してくれるの?