笑顔の裏側に
「もう、なんて可愛いの!!歩にはもったいないわ。これからはずっとそう呼んでね。」

本当に嬉しそうに笑っていた。

それくらいで喜んでくれるならお安い御用だ。

今日だってお世話になったし。

「そうだ!そろそろお昼食べよう?私いろいろと買ってきたの!」

切り替え早いな。

さっきからコロコロと話題が変わる。

そう思っていると、袋から机の上に飲み物やおにぎり、サンドイッチにゼリー。

次々と出てくる。

「お前、どんだけ買ってきたんだよ?」

先生も案の定、驚いている。

「いいじゃない。だってどれがいいか分からなかったし。優美ちゃんはゼリーでいいよね。」

そう言って私の目の前にゼリーがたくさん並べられる。

いいや?こんなにたくさんは…。

リンゴにミカンにブドウ。

さらにゼリー状の飲み物が3種類。

「ありがとうございます。」

とりあえずお礼を言っておく。

「いいのよ。食べられるだけでいいからね。」

でもちゃんと私を気遣ってくれていた。
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