笑顔の裏側に
「ここで一緒に寝よう。体調悪いんだし、いつでも起こしていいからさ。」

もしも何かあった時に隣の部屋じゃ気づけない。

「大丈夫です。」

そう言ったが、俺は麻生の返事も聞かずに無理やり麻生を布団の上に寝かす。

「分かりましたから。」

そう言って麻生は起き上がり、もう一枚布団を敷いた。

携帯を開くともう12時近かった。

「今日はありがとな。もうゆっくり休もう。」

疲れただろう。

俺がいたことで余計にやることが増えたはずだ。

ほんのりとピンクに染まっている頬を見ると、また熱が上がってきたんじゃないかと心配になる。

「はい。今日はありがとうございました。おやすみなさい。」

そう言って麻生は疲れたせいかすぐに眠り、穏やかな寝顔に安心した俺も続いて眠りに落ちた。
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