新選組〜猫みたいな君が好き〜

 


 私は、少ない荷物を持って門の前に立つ。



 さようなら。


 私は、踵を返し、歩き出す。



 京の町を歩く。


 どこで寝ようか……………



?「そこの君。こんな遅くに何してるん?」



 男?しかも、関西弁?


?「旅人かいな?宿、案内したろか?」


 後ろを振り返ると、一人の旅人がいた。



美「お願いします。」



?「じゃあついてこい。コッチや。」




 旅人について行く。



?「わいの名前は双ソウな?よろしゅう!」


美「美夜。よろしく。」



双「美夜。可愛い名前やな!」



 もうすぐやで?と言われ道の先を見ると…………



 紛れもなく新選組屯所。



美「双?此処って…………」


双「失礼」




 え?



 まただっ


 口に布が押し当てられる。



 いつの間に後ろに?!


 意識が…………





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