青空の下月夜に舞う 3
どうしよう。でも……

私の足は地に貼り付いたみたいに動かなくなって。

前に進むか迷っていた。



その時。

「麻衣!!お前、黙ってんじゃねえぞ!」


ーーえ……


前から叫び声を上げたのは、職員玄関前に座り込むーーーーさゆりさん。



俯いた顔を上げれば、リカさんや、カナさんもこっちを見て笑っている。


そこには。教室や学校のみんなとは違う、前と何も変わらない皆の姿。


立ち上がり、私と距離を詰めてきたのは、いつも勝ち気なさゆりさんで。


「連絡しても連絡しても、無視しやがるから。待ち伏せたんだぞ?心配かけんなっつーの」

伸ばされたさゆりさんの手は、私の頭に伸び。
髪をぐしゃぐしゃにされた。
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