俺様王子?!
「でも…悪いですけど、私…あの部屋を出るわけにはいかないんです…。色々合って…」

実はあれから、生徒会を辞任して、部屋を出たら退学にすると、龍斗に言われた。
だから、部屋を出るわけにはいかない!

「はぁ?何いってんの?!あんたマジウザイよ!」

「いい加減にしないと痛い目みるわよ!」

最初は一人の先輩だけだったのに、周りの先輩達も騒ぎだした。

「痛い目って?」

でも、私は先輩の言っている意味がわからなかった。
「はぁ?そんなこともわからないの?」

「バカじゃん!アハハハハハハ!」

「つまり、殴るってこと!痛いでしょ?」

「あ、なるほど。教えてくださってありがとうございます」

優しい先輩だなぁ。

「ま、部屋を出ないなら…仕方ないよね」


―――バン―――


その音と共に、私の意識は無くなった。




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