カテキョ。
夕御飯を食べて、一時間位たった頃、


ピンポーーン。


家のインターホンがなった。
 


「はーーーーーい。」
あたしよりも早く母が玄関に走って行った。

あたしは渋々母の後ろを歩きながら玄関に向かった。


「こんばんはっ。」

家のドアを開けて入って来たのはスーツを着た、身長は180センチ位の短髪に茶髪で細くて優しそうな人だった。


彼を一言で表現すれば、“爽やかお兄さん”という言葉が似合う人だった。


「今日からお世話になります。村上 陽(むらかみ あきら)といいます。今、K大学の工学部に通っていて、歳は23歳です。」


あたしと横にいた母に深々とお辞儀して、笑顔を見せた。
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