チャラ男くんの忠実なる犬
「いい子、してた?」


風間欄が私服姿で戻ってきた。


「あれ、私服。」


「もう上がった。
正也さんが上がっていいって。」


「そうなんだ。
お疲れ様。」


「おう。なー華ーちょっと。」


隣に座った風間欄は、
私の肩に頭をのせた。


「ちょ…ちょっと!」


「ん~やっぱり華だな。」


「は?」


「居心地いい。」



な、なんなのよ…


「うわ~欄がデレてるー!」


正也さんは気持ち悪いものを見るように見た。


「たまにはデレたいの。
あでも、チビ限定。」


なんてさらっと言ってしまう。




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