太陽と私と
「熱いな…。紗凪、食欲もないんだろ?」




「え、う、うん…でも、大丈夫だよ?」




「大丈夫なわけあるか!」





そう言った彼は、引き出しから体温計を取り出し私の腕を掴んでソファーに座らせ、体温計を私の脇に挟み、準備をし始めた。




「ピピピッ」





音が鳴り、着替えを済ませた彼が体温計の表示を見て眉をひそめた。



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