君色ボイス
それから30分後、私とお姉ちゃんはママたちに呼ばれた。

「美弥、和沙、ママたちね離婚することにした。」

いきなりすぎる…さっきまで、普通の家族だったのに。

「それでね、あなたたちはパパと一緒に過ごしなさい。ママのことはもう忘れるのよ。いいわね。」













「次の日にはママはもういなくなってた。そして、おとうさんは秘書と再婚して、その秘書は私たちのお母さんになった。」

「…それじゃあ、本当のお母さんとは?」

「それっきり…それより、聞いてくれてありがとう。」

「別に…和沙、お父さんとは?どうなってんの?」

「…それからは必要最低限しか話していない。私たちの人生をめちゃくちゃにした、そんな人を許せない。」
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